コンチネンタルの自動運転技術開発車両《photo by Continental》

コンチネンタル(Continental)は3月16日、2022年1月1日付けで、「オートモーティブテクノロジー」部門から、「自動運転モビリティ」事業を独立させると発表した。

今回の発表は、コンチネンタルの戦略的再編の次の段階にあたるものだ。コンチネンタルは先進運転支援システム(ADAS)と自動運転に関して、世界規模でテクノロジーリーダーであり続けることを目指す。

コンチネンタルは2018〜2020年、先進運転支援システムと自動運転の分野で、世界中の顧客から合計90億ユーロ以上の受注を獲得した。コンチネンタルは車両の自動運転化が進むにつれて、今後数年間で供給量を大幅に増やす予定だ。

コンチネンタルは2021年、先進運転支援システムと自動運転の技術開発への投資額を、約2億ユーロから2億5000万ユーロに増やす計画。その目的は、自動運転市場の急速な発展の機会を充分に活用し、収益性の高い成長に変えることにある。

コンチネンタルのニコライ・セッツァーCEOは、「自動運転モビリティ市場は、今後3年間で2倍以上に拡大する。必要な技術の戦略的重要性とその有望な成長見通しにより、自動運転技術を研究、開発、実用化するための新しい組織を構築する」と述べている。

コンチネンタルの自動運転のAI研究プロジェクト「PRORETA 5」《photo by  Continental》 コンチネンタルの自動運転EV《photo by Continental》