カーボンニュートラル化を本格化するヴァレオ(イメージ)《写真提供 ヴァレオ》

ヴァレオは2月5日、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを表明するとともに、2030年までに目標の45%の実現を目指すと発表した。

地球温暖化が世界的な課題となっている中、脱・炭素社会に向けた企業の取り組みが求められていることから、ヴァレオとしても目標を掲げた。

2030年までにヴァレオのCO2排出量はサプライヤーの排出量、事業活動、製品の最終用途を含めバリューチェーン全体で2019年と比較して45%減少する見通し。

また、ヴァレオは2050年までに自社のすべての事業活動と世界中のサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成し、製品の最終用途を含めて欧州では100%カーボンニュートラルとする。

同時にヴァレオは、低炭素モビリティに貢献する技術のポートフォリオ、 特に車両の電動化のためのソリューションを強化する。この10年間で、ヴァレオはCO2排出量を削減する技術に100億ユーロ以上を投資してきた。

ヴァレオでは、2010年からCO2排出量削減に向けた取り組みを本格的に開始し、2021年にはCO2排出量の削減に貢献する製品の売上高が20倍の約100億ユーロに増えた。

ヴァレオでは、2030年までに事業活動に関連する排出量を削減するために4億ユーロ以上を投資して、環境に優しい建物への改修や、エネルギー消費の低炭素化などに取り組む。