アイシン精機は、2020年4〜12月期の連結決算を発表。第3四半期の売上収益・営業利益が四半期として過去最高を更新。通期業績予想を上方修正した。

売上収益は第2四半期以降の市場環境は回復傾向にあるものの、第1四半期の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前年同期比12.8%減の2兆5044億円となった。利益については、原価低減の強化、構造改革による固定費削減の進捗があるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業利益は同36.0%減の493億円、税引前利益は同25.9%減の635億円、純利益は同16.2%減の390億円だった。

しかし、第3四半期(10〜12月)については、主要市場での需要急回復に加え、原価低減の強化、構造改革による固定費削減により、売上収益・営業利益とも、四半期として過去最高を更新。今期の業績見通しを上方修正した。売上収益は3兆4500億円(前回予想比+700億円・前期比8.8%減)、営業利益1000億円(+500億円・78.2%増)、税引前利益1100億円(+600億円・106.0%増)、当期利益600億円(+330億円・149.4%増)とした。