浅草寺(2020年12月17日)《Photo by David Mareuil/Anadolu Agency via Getty Images/ゲッティイメージズ》

東京都と公益財団法人東京観光財団は1月29日、バス事業者向け安全・安心確保緊急支援事業(新型コロナウイルス感染症緊急対策)において、対象経費などを拡充すると発表した。バス車両内の安全・安心の向上を確保するための設備設置を補助対象の経費とする。

都と財団はこれまで、都内に営業所があるバス事業者などを対象に、観光バス(観光周遊および空港アクセスなど)における感染拡大防止策を支援してきた。観光バスなどの乗客および乗務員双方の安全安心を確保するための事業や、バスなどに係る風評被害払拭のための広告宣伝などの事業を補助することとし、事業経費の4/5以内(限度額:1台当たり8万円)を補助している。

観光バスなどの乗客および乗務員双方の安全安心を確保するための事業では、バス車両内において感染症の拡大防止のための備品調達(感染防止仕切り板、サーモグラフィ)などを対象に補助しているが、今後、バス車両内の安全・安心の向上を確保するための設備設置(高効率空気清浄機など)も補助の対象とする。補助率は事業経費の4/5以内で、1台当たり30万円までとする。

申請期間は2021年2月26日まで (消印有効)。事業実施の期間が定められており、2020年12月28日までに申請したものは2021年2月15日までに、2020年12月29日以降に申請したものは2021年4月30日までに実施する。今回の拡充分を実施する場合は、2021年5月31日までとする。2020年4月1日以降で交付決定前に着手した事業も、実施の確認ができれば対象とすることができる。

申請方法は、財団のウェブサイトから申請用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送(簡易書留)により、提出する。申請締め切りは2021年2月26日(消印有効)。ただし、募集期間中であっても、補助金申請額が予算額に達した時点で受付を終了する。