アウディの高性能モデル「RS」の主要ラインナップ《photo by Audi》

アウディ(Audi)の高性能車部門のアウディスポーツは1月19日、2020年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は、過去最高の約2万9300台。前年比は16.1%増と2桁増を達成している。

アウディスポーツが開発している高性能モデルシリーズが、「RS」だ。現在12車種を、欧州でラインナップしている。『RS3スポーツバック』、『RS3セダン』、『RS4アバント』、『RS5クーペ』、『RS5スポーツバック』、『RS6アバント』、『RS7スポーツバック』、『TT RSクーペ』、『TT RSロードスター』、『RS Q3』、『RS Q3スポーツバック』、『RS Q8』が用意されている。また、スポーツカーの『R8』もアウディスポーツが手がけている。

また、最新RSモデルのRS6アバント、RS7スポーツバック、RS Q8 には、48Vの主電源システムによるマイルドハイブリッドシステムが採用されている。さらに、V型8 気筒ガソリン「TFSI」エンジンには、パーシャルロード域で特定のシリンダーの作動を休止する「シリンダーオンデマンド(COD)」システムが導入されている。

小型ハッチバックとセダン、ワゴン、クーペ、オープンカー、SUVなど、顧客のニーズに合わせた幅広いモデルがそろう。しかし、アウディは「RSイニシアチブ」をさらに進行させ、RSのモデル攻勢を本格化する。アウディスポーツはすでに、近い将来に向けてさらに多くのアイデアを提案している。そのひとつが、RS初となるEV、『RS e-tron GT』で、2021年に公式発表される予定だ。

アウディ RS Q3(左)/RS Q3スポーツバック《photo by Audi》 アウディ RS7 スポーツバック とアウディ RS6 アバント《photo by Audi》 アウディ RS5 スポーツバック とアウディ RS5 クーペ《photo by Audi》 アウディRS6アバント《photo by Audi》 アウディ RS Q8《photo by Audi》 アウディ TT RS ロードスター《photo by Audi》