赤枠が増築部分(イメージ)《写真提供 アイシン精機》

アイシングループは、アイシン東北が工場を増築し、2022年度を目途に新たに電動ウォーターポンプを主とした中・小型モーター系商品の生産を開始すると発表した。

電動ウォーターポンプは、ハイブリッド車や電気自動車(EV)でバッテリーの温度調節など熱マネジメントを行い、コンポーネントの性能を最大限に引き出し、クルマの燃費に貢献する電動化商品だ。

アイシングループでは、2030年度にCO2削減に寄与する電動化商品の売上高比率を50%以上にすることを目標に掲げている。この達成のために、クルマの電動化に貢献する電動化商品の新規開発を加速。生産体制の強化・拡充にも注力している。2019年からはハイブリッドシステムやEVユニットの中国での生産を開始したほか、今後は北米でのハイブリッドシステム生産も予定。また、電動ポンプや電子制御ブレーキといった電動化商品も世界各地で生産工場を設けている。

アイシングループは、今後も国内外における電動化商品の生産体制を整え、電動化商品の競争力を高めることで、モビリティのクリーン化を推進していく。