バーレーン国際サーキットで4日、F1第16戦サクヒールGPが開幕。初日のフリー走行はルイス・ハミルトンの代役、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。
第15戦に続き第16戦の舞台もバーレーン国際サーキット。しかし「アウターコース」と呼ばれる1周3.543kmのコースを用いて開催される。第15戦の「グランプリコース」のインフィールド部分を使用せずショートカットする形で、1周のラップタイムも1分を切るこれまでにないコースレイアウトとなっている。
7度目のワールドチャンピオンを決めているルイス・ハミルトン(メルセデス)が新型コロナウイルスに感染。代役としてウイリアムズのジョージ・ラッセルが起用され、その空いたシートにはウイリアムズのリザーブドライバー、ジャック・エイトケンが座ることになった。また前戦でクラッシュにより負傷したロマン・グロージャン(ハース)の代役としてはピエトロ・フィッティパルディが起用され、今大会には2人の新人ドライバーがF1デビューを果たした。
フリー走行1回目で、代役のラッセルがいきなりトップタイムを記録。これまでマシンに恵まれず成績を残せなかったが、ラッセルの実力が証明された瞬間だった。フリー走行2回目も残り45分を切った時点で、ラッセルが54秒713のトップタイムをマーク。チームメイトのバルテリ・ボッタスは54秒506を記録していたが、コース外走行の判定でタイム抹消となった。残り35分の時点でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がラッセルに迫るが54秒841と及ばず。その後このタイムを更新する者は現れず、ラッセルが初日をトップで締めくくった。
2番手はフェルスタッペン、3番手はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)。以下エステバン・オコン(ルノー)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)と続き、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が9番手と、ホンダ勢4台すべてがトップ10に入った。
サクヒールGPは5日にフリー走行3回目が、6日未明(日本時間)に公式予選が行われ、7日2時10分(日本時間)に87周の決勝レースがスタートする。
■サクヒールGP フリー走行2回目結果
1. ジョージ・ラッセル(メルセデス)/0分54秒713
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/0分54秒841
3. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/0分54秒866
4. エステバン・オコン(ルノー)/0分54秒940
5. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/0分55秒036
6. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)/0分55秒068
7. ランス・ストロール(レーシングポイント)/0分55秒104
8. ダニエル・リカルド(ルノー)/0分55秒124
9. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/0分55秒133
10. カルロス・サインツ(マクラーレン)/0分55秒258
11. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/0分55秒321
12. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/0分55秒484
13. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/0分55秒533
14. ケビン・マグヌッセン(ハース)/0分55秒738
15. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/0分55秒784
16. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/0分55秒830
17. ランド・ノリス(マクラーレン)/0分56秒031
18. ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)/0分56秒110
19. ジャック・エイトケン(ウイリアムズ)/0分56秒260
20. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/No Time
【F1 サクヒールGP】ルイス・ハミルトンの代役ジョージ・ラッセルが初日トップ…ホンダ勢は4台すべてがトップ10
2020年12月05日(土) 11時12分
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