メルセデスベンツC180クーペ《写真提供 メルセデス・ベンツ日本》

日本自動車輸入組合は11月6日、2020年10月の輸入車新規登録台数(外国メーカー車)を発表。前年同月比32.9%増の2万2088台で13か月ぶりのプラスとなった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による需要の落ち込みで、輸入車の販売台数は激減し、4月は同36.9%減、5月は同53.6%減と悪化。しかし6月は同31.9%減、7月は同17.8%減、8月は同15.4%減、9月は同12.7%減と回復傾向にあり、10月は前年同月が消費税増税の駆け込み需要の反動で落ち込んでいたこともあり、1年1か月ぶりのプラスとなった。

ブランド別では、1位メルセデスベンツは同20.6%増の4468台で11か月ぶりのプラス。BMWは同11.4%増の3029台で4か月ぶりに2位浮上。3位フォルクスワーゲンは同27.7%増の2880台。そのほか、上位10ブランドはすべて前年同月実績を上回った。

◆2020年10月 輸入車販売台数ランキング

1位[1位]:メルセデスベンツ 4468台(20.6%増・11か月ぶり増)
2位[3位]:BMW 3029台(11.4%増・14か月ぶり増)
3位[2位]:フォルクスワーゲン 2880台(27.7%増・9か月ぶり増)
4位[4位]:アウディ 2122台(35.6%増・3か月ぶり増)
5位[5位]:MINI 1799台(35.9%増・14かぶり増)
6位[8位]:プジョー 1626台(148.2%増・9か月ぶり増)
7位[6位]:ジープ 1439台(82.2%増・7か月ぶり増)
8位[7位]:ボルボ 1220台(34.8%増・3か月ぶり増)
9位[11位]:フィアット 599台(97.0%増・2か月ぶり増)
10位[12位]:シトロエン 538台(74.7%増・2か月連続増)

[]内は前年順位、()内は前年同月比。※ボルボの台数は2018年度および2019年4月〜12月分のみボルボ・トラックを含む

なお、日本メーカー車は同180.9%増の7915台で3か月連続のプラス。日産『キックス』の日本市場導入により、大幅な台数増となった。これを合わせた輸入車合計では同54.3%増の3万0003台で、13か月ぶりのプラスとなった。

BMW 3シリーズ・ツーリング 新型《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》