アウディのドイツ本社《photo by Audi》

アウディ(Audi)は10月30日、2020年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。

同社の発表によると、傘下のランボルギーニやドゥカティを含めたグループ全体の売上高は、127億8800万ユーロ(約1兆5585億円)だった。前年同期の125億7100万ユーロに対して、1.7%増と3年ぶりに前年実績を上回った。

一方、第3四半期の営業利益は、8億6400万ユーロ(約1053億円)だった。前年同期の9億3800万ユーロに対して、7.9%のマイナスとなった。減益となったものの、黒字決算となったのは、2020年第1四半期(1〜3月)以来、2四半期ぶりとなった。

アウディのアルノ・アントリッツCFO(最高財務責任者)は、「経済的に厳しい環境の中で、第3四半期の業績を近年の水準に戻すことに成功した。アウディは、電動化やデジタル化などの将来の分野への投資を継続するための財務基盤を維持している」と述べている。

アウディの高性能モデル「RS」の主要ラインナップ《photo by Audi》 アウディのドイツ・インゴルシュタット工場《photo by Audi》