ボルボ XC40《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は10月2日、2020年1〜9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は45万1128台。前年同期比は11.1%減とマイナスに転じた。

市場別では、欧州が後退した。1〜9月は20万0061台にとどまり、前年同期比は19.2%減と減少に転じた。中国では1〜9月、11万3278台を販売し、前年同期比は3.4%増とプラスを保った。現地生産の『XC60』や『S90』が販売の中心だ。

米国では1〜9月、7万3604台を販売した。前年同期比は、4.9%減とマイナスに転じた。XC90とXC60が主力車種だ。その他の世界市場は、12.3%減の6万4185台と後退した。

このうち、日本は1万1271台を販売し、前年同期比は18%減だった。ボルボカーズの日本国内新車販売が、前年実績を割り込むのは、1~9月としては2015年以来、5年ぶりとなる。

車種別の1〜9月世界販売実績では、XC60が13万1091台を売り上げ、ボルボカーズの最量販車に。ただし、前年同期比は10%減とマイナスに転じた。XC40は、前年同期の27.7%増の12万1905台と、引き続き好調だ。XC90は、前年同期比14.6%減の6万1327台と後退している。

ボルボカーズの2019年の世界新車販売台数は、初の70万台超えとなる70万5452台。前年比は9.8%増と6年連続で前年実績を上回っている。

ボルボ XC60《photo by Volvo Cars》 ボルボ XC90《photo by Volvo Cars》 ボルボ V60《photo by Volvo Cars》 ボルボ S90《photo by Volvo Cars》