スズキ・ワゴンR 新型(インド仕様)《photo by Suzuki》

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は10月1日、2020年4〜9月のインド新車販売の結果を発表した。輸出を含めた総販売台数は46万9729台で、前年同期比は36.6%減と、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響で減少した。

46万9729台の販売台数の内訳は、インド国内が43万7646台。前年同期比は36.3%減と減少傾向にある。輸出は3万2083台。前年同期比は40.5%減と、引き続き前年実績を下回った。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『ディザイア』『バレーノ』『イグニス』『シアズ』などが、合計で31万2127台を販売。前年同期比は36.1%減と、2桁減が続く。

バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が3万4256台にとどまり、前年同期比は43.9%減と引き続き減少した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、『エルティガ』や『Sクロス』、『ヴィターラ・ブレッツァ』を含めて、セグメント合計で7万7306台を販売し、前年同期比は32.3%減と引き続き落ち込んだ。

軽商用車では、『スーパーキャリイ』が7841台にとどまった。前年同期比は34.1%減と、マイナスに転じている。

マルチスズキの2019年度のインド新車販売は、輸出を含めた総販売台数が156万3297台。前年比は16.1%減と、6年ぶりに前年実績を下回っている。

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