メルセデスベンツC180クーペ(参考画像)《写真提供 メルセデス・ベンツ日本》

日本自動車輸入組合は9月4日、2020年8月の輸入車新規登録台数(外国メーカー車)を発表。前年同月比15.4%減の1万8183台で11か月連続のマイナスとなった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による需要の落ち込みで、輸入車の販売台数は激減し、4月は同36.9%減、5月は同53.6%減と悪化。しかし6月は同31.9%減、7月は同17.8%減、8月は同15.4%減と回復傾向にある。

ブランド別では、1位メルセデスベンツは同7.2%減の3983台、フォルクスワーゲンは同6.7%減の3014台。上位2ブランドは一桁の減少にとどまったが、3位BMWは同32.6%減の2464台と大きく数字を落とした。

◆2020年8月 輸入車販売台数ランキング

1位[1位]:メルセデスベンツ 3983台(7.2%減・9か月連続減)
2位[2位]:フォルクスワーゲン 3014台(6.7%減・7か月連続減)
3位[3位]:BMW 2464台(32.6%減・12か月連続減)
4位[5位]:アウディ 1748台(13.8%減・2か月ぶり減)
5位[4位]:MINI 1633台(10.1%減・12か月連続減)
6位[6位]:ボルボ 1030台(21.6%減・2か月ぶり減)
7位[7位]:ジープ 941台(22.9%減・5か月連続減)
8位[8位]:プジョー 553台(20.7%減・7か月連続減)
9位[12位]:ポルシェ 503台(10.1%増・4か月ぶり増)
10位[9位]:ルノー 470台(8.8%増・15か月ぶり増)

[]内は前年順位、()内は前年同月比。※ボルボの台数は2018年度および2019年4月〜12月分のみボルボ・トラックを含む

なお、日本メーカー車は同0.9%増の3465台で11か月ぶりのプラス。日産『キックス』の日本市場導入により、大幅な台数増となった。これを合わせた輸入車合計では同13.1%減の2万1648台で、11か月連続のマイナスとなった。

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