(イメージ)《写真提供 WHILL》

横浜市およびヨコハマ未来モビリティショーケース推進協議会は、近距離モビリティ『WHILL(ウィル)』を利用したシェアリングサービスの長期実証実験を9月3日よりみなとみらい21地区で開始する。

横浜市は「SDGs未来都市・横浜」の実現に向け、多様な主体と連携し、環境・経済・社会的課題の統合的解決を図る取組を進めている。その取組の一つとして、みなとみらい21地区から都市の価値向上を図る「みなとみらい2050プロジェクト」を推進。その一環として、近距離モビリティWHILLを利用したシェアリングサービスの実証実験を進めている。

WHILLは、これまでの電動車椅子・シニアカーにない、高い機能と美しいデザインの融合したパーソナルモビリティ。洗練された使い心地と直感的な操作性を兼ね備え、小回りと段差乗越え性能を両立している。両者が昨年度までに行ってきた実証実験では、事業化に向けた課題の抽出等、一定の成果があった。

両者は今回、同サービスの認知度向上、利用者ニーズの調査のため、長期にわたり実証実験を実施。目的地までのラストワンマイルの移動ツールとして、みなとみらい21地区での買物、観光、移動に加え、超高齢化対応に向けたまちづくりなど、移動に伴う社会課題の解決や新たな価値創出につなげていく。

実証実験は9月3日より火・水曜日、祝日を除く11時から16時に実施。18歳以上(体重115kg未満)が対象で料金は無料。1回あたりの最大利用時間は3時間で、みなとみらい21地区を走行できる。申込みはステーションとなる「cafeあにみ」(グランモール公園内クロス・パティオ)にて、当日受け付ける。

WHILL Model C《写真提供 WHILL》 ステーション場所《画像提供 WHILL》 みなとみらい《写真提供 写真AC》