一人乗りロボ、ラクロ《写真提供 ZMP》

ZMPは、一人乗りロボ『RakuRo』(ラクロ)の定額乗り放題サービスを今秋開始すると発表した。

現在、高齢者の「移動」は社会問題になっている。免許返納をした高齢者の身近な移動手段として利用されている電動車いすやシニアカーは、運転時の誤操作による事故も課題として報告されている。

ZMPでは、自動運転技術を応用した一人乗り自動走行ロボ、ラクロを2019年に発表し、東京都文京区の住宅街、人通りの多い丸の内仲通り、たくさんの親子で賑わう動物園内などで、実証実験や体験会を開催してきた。

ラクロの定額乗り放題サービスは、東京都中央区佃の「大川端リバーシティ21」にて順次開始する。ラクロはマンションの地下駐車場に配置。利用者はスマホアプリで事前予約し、予約日時にQRコードをスキャンすることでロックが解除され、利用可能となる。ラクロのタブレットに表示されたスーパーやコンビニ、郵便局などの行き先や散歩コースなどをタッチすることで、運転せずに自動で走行する。

料金は月額乗り放題料金1万円、または10分370円の時間制料金で、今秋よりサービス開始を予定している。

サービスエリア(行き先は順次追加予定)《写真提供 ZMP》 大川端リバーシティ21《写真AC》