自動運転大型バス《写真提供 相模鉄道》

相鉄グループの相鉄バスと群馬大学、日本モビリティは8月6日、運転席無人の自動運転大型バスの営業運行の実証実験を2020年度に実施すると発表した。

相鉄バスと群馬大学は昨年9月14日から10月14日まで、自動運転大型バスを使用した営業運行を実施し、16日間で4907人が乗車した。

また、相鉄バスと群馬大学、日本モビリティは遠隔監視・操作が可能な自動運転大型バスを開発し、2020年7月27日に相鉄バスの旭営業所(横浜市旭区)内で、7月29日には、よこはま動物園正門と里山ガーデン正面入口を結ぶ約900mで実証実験を実施した。

今回、この「遠隔監視・操作システム」を搭載した大型運転バスを使用して、営業運行の実証実験を2020年度中に実施する。具体的な時期や運行ルートは未定。

3者は今後もさまざまな実証実験を通じ、自動運転に対する社会的な受容性向上を図るとともに、公共交通機関網強化の可能性を検証し、自動運転「レベル4」(限定地域での完全自動運転)による営業運転を目指す。

遠隔監視・操作システム《写真提供 相模鉄道》