ジャガー I-PACE 改良新型《photo by Jaguar Cars》

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は、2020年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は16万9603台。前年同期比は34%減と、2年連続のマイナスだった。

全販売台数16万9603台のブランド別の内訳は、ジャガーが4万2487台にとどまり、前年同期比は45%減と引き続き減少した。ランドローバーは12万7116台。前年同期比は29%減と、2年連続のマイナスだ。

車種別の販売実績では、ジャガーブランドはSUVの『F-PACE』が最量販車に。ただし、上半期は1万5064台にとどまり、前年同期比は31%減だった。『E-PACE』が、前年同期比39%減の1万2742台で、F-PACEに続いた。

EVの『I-PACE』は上半期、4966台にとどまった。前年同期比は60%減と落ち込む。スポーツカーでは、改良新型を投入した『Fタイプ』が、31%減の2811台。セダン系では、『XE』が54%減の3975台、『XF』が72%減の2069台、『XJ』が67%減の860台を販売した。

ランドローバーブランドでは、『レンジローバーイヴォーク』が2万8263台を売り上げ、最量販車に。ただし、前年同期比は11%減だった。『レンジローバースポーツ』は2万7610台を販売。前年同期比は33%減だった。新型『ディフェンダー』は、8019台と良好な立ち上がりを示している。

『レンジローバーヴェラール』は上半期、1万7820台を販売した。前年同期比は43%減と落ち込む。『レンジローバー』は1万7331台を販売。前年同期比は36%のマイナスだった。『ディスカバリースポーツ』は上半期、前年同期比42%減の1万6201台を販売した。『ディスカバリー』は37%減の1万1872台を売り上げた。

市場別の販売実績では、日本国内が上半期、2632台を販売した。前年同期比は39%減と、2015年以来、5年ぶりに減少した。全販売台数4313台の内訳は、ジャガーが780台で、前年同期比は60.3%減と、2015年以来、5年ぶりに前年実績を下回った。ランドローバーは1858台。前年同期比は21.1%減と、2017年以来、3年ぶりに前年実績を割り込んだ。

ジャガー・ランドローバーの2019年の世界新車販売台数は、55万7706台。前年比は5.9%減と、2年連続で前年実績を下回っている。

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