スプリットの事業イメージ《画像 ソフトバンク》

ソフトバンクは6月18日、モビリティサービスのアプリと旅行予約プラットフォームの相互接続事業者で、英国のスタートアップであるスプリットグループの1950万米ドル(約21億円)の資金調達を主導して主要株主になったと発表した。

スプリットは旅行予約プラットフォームや、複数サービスを組み合わせたアプリ、決済プラットフォームなどを配車アプリなどのモビリティサービスのアプリと接続し、海外旅行におけるシームレスなスマートフォン(スマホ)の利用体験を提供するMaaS接続事業者。アプリの相互接続により、一つのアプリでさまざまなサービスの利用が可能となり、利用者利便性の向上、パートナー企業にはエンドユーザーによるサービスの利用機会の拡大などの付加価値を提供している。

すでにアリペイやグラブ、ブッキング・ドット・コムなどのアプリをモビリティサービスのアプリに接続させている。今回調達した資金で、シェアサイクルやシェアバイクなどのモビリティサービスも加えて、グローバルネットワークの拡大に取り組む。

ソフトバンクはスプリットとの協業で、グループ企業やパートナー企業のアプリなどを相互に接続することで、一つのインターフェースに複数のサービスをシームレスに統合したスーパーアプリを実現し、サービス間のシナジーの最大化を図る。