イタリア・マラネッロのフェラーリ博物館《photo by Ferrari》

フェラーリ(Ferrari)は5月18日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受けて休館していたイタリアのフェラーリ博物館の営業を再開した、と発表した。

フェラーリはイタリア当局のガイドラインに従い、2月24日にフェラーリ博物館を閉鎖した。その後、マラネッロのフェラーリ博物館とモデナのエンツォフェラーリ博物館が、再び入場者を迎え入れるための準備を進めてきた。そして5月18日、フェラーリはイタリア政府の指示に従い、2つの博物館の営業を再開した。

フェラーリの両博物館では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、「バック・オン・トラック」プログラムを導入した。例えば、入口ではすべての入場者の体温を、スキャナーで測定する。6歳未満の子どもを除いて、マスクの着用を義務づけた。床にはマーキングを行い、社会的距離を確実に遵守するよう求める。

また、入場者数を制限するために、博物館の公式サイトのオンラインチケットページから入場時間を予約し、チケットを購入する。

なおフェラーリは2020年内、医療従事者に対して、両博物館への入場料を無料とし、感謝の意を表す、としている。

イタリア・モデナのエンツォフェラーリ博物館《photo by Ferrari》