コンチネンタル(Continental)は5月11日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により、緊急に必要となった移動式ベッド用の抗菌カバーを開発した、と発表した。
この移動式ベッドは、ドイツ・ニーダーザクセン州とハノーバー州が見本市会場に建設した仮設病院で使用される。病院に充分なスペースがない場合は、軽度の新型コロナウイルスの患者の治療に使用される予定だ。
移動式ベッドは、コンチネンタルが新開発した合成布張り生地の「skai Pandoria Plus」で覆われている。コンチネンタルは、ドイツ・ヴァイスバッハの工場で、この抗菌カバーを生産している。
抗菌カバーの素材は、医療や衛生分野向けに特別に開発された。医療機器に求められるすべての法的要件を満たしている。抗菌カバーの表面は、細菌や他の微生物の増殖を防ぐ。その抗菌効果は、「JIS Z 2801」に準拠したテストで確認されたという。
また、skaiPandoria Plusは、消毒液にも耐性があるため、表面を定期的に消毒することにより、新型コロナウイルスを確実に除去できるという。汗、血液、尿などの体液によって、表面が損傷することもない。簡単に掃除でき、耐摩耗性と耐引裂性があり、高度な難燃性も備える、としている。
コンチネンタル、移動式ベッド用の抗菌カバー開発…新型コロナの仮設病院で使用
2020年05月13日(水) 10時00分
関連ニュース
- エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ (04月19日 12時00分)
- スワロフスキー製クリスタルに車載ディスプレイを組み込み、コンチネンタルが発表…CES 2024 (01月09日 20時00分)
- レベル4の自動運転トラックを2027年に実用化、コンチネンタルが最新技術をCES 2024で発表予定 (01月09日 09時30分)
- コンチネンタルタイヤ、2024年から価格改定へ (12月31日 10時00分)