MAXサプライズサーキット2020《画像 タミヤ》

世界最小のモータースポーツ、タミヤの『ミニ四駆』。日本一決定戦「富士通 乾電池 提供 ミニ四駆ジャパンカップ2020」公式コースに予定されている「MAXサプライズサーキット2020」のコースレイアウト、新セクションなどの見所をタミヤが公開した。

ミニ四駆ジャパンカップは初開催から32年目を迎える、多くのミニ四駆レーサーが獲得をめざすビッグタイトルだ。例年6月スタートだが、新型コロナウイルスの影響で、4月30日現在「実施未定」となっている。「来るべき開幕に備えて、ご自宅などでのマシンづくり・セッティング考案にお役立てください」とタミヤの担当者は語る。

以下、MAXサプライズサーキット2020のセクションの概要。

●VQSマウンテン……スタート直後の複合セクション。 次々と角度が異なる上り勾配からマシンがジャンプする「"V"ウェーブ」を通過、約1200mmの高低差を急に駆け下りる急坂(Q)のセクション(S)、名付けて「VQSマウンテン」だ。モーターのパワーと、マシンを安定させるためのブレーキセッティングが重要になる、とタミヤ。

●ムササビチェンジャー……VQSマウンテンを通過し、最高速に到達したマシンが突入する、レーンチェンジのセクション。路面が途中で途切れており、ジャンプしてクリアする。着地後マシンバランスを崩すとコースアウトの危険度がアップするから、ムササビのような低姿勢を保ちながらクリアをめざす。

●スラッシュバンク……現時点で未発表のセクション。「スラッシュ」とは一体どんな意味なのか。これまでのマシンセッティングが通用しない可能性をタミヤでは示唆している。

●サプライズロードBYPASS-1……「サプライズ」を名乗る新コースでも最大のサプライズが、このBYPASS(バイパス)ではないだろうか。並走する5レーンが2レーンと3レーンに分岐する区間だ。タミヤによると2レーンコースは公認競技会では使用例がほぼないという。BYPASS-1以外にも何パターンかのレイアウトが用意されている模様。

●NEW ERA ターン……今大会もキャップを提供するスポンサー、“NEW ERA”の名を冠したコーナー。順位を見極める上で重要なポイントだ。

●富士通 Premium S ストレート……ハイスピードで駆け抜ける最終ストレート。ジャパンカップ公式電池が『Premium Sタイプ』にモデルチェンジした。

ジャパンカップ2020記念キットやグレードアップパーツが今年も登場する。価格、発売時期などは改めて発表される。

●ネオVQS ジャパンカップ2020……新シャーシ「VZ」を採用した人気の「ネオVQS」がベースの限定仕様。ボディは、ネオVQSの姿をそのままに軽量ポリカーボネート(クリヤー)を採用した。シャーシは蛍光イエローのVZシャーシだ。足周りにはカーボン強化、ローハイト・Yスポークタイプ(ブラック)ホイールに、「JAPAN CUP 2020」をサイドウォールにホワイトプリントしたスーパーハードタイヤを履かせる。ギヤ比は3.5:1がデフォルト。

●ハイパーダッシュ3モーター J-CUP 2020
●ハイパーダッシュモーターPRO J-CUP 2020
台紙とモーターラベルにJAPAN CUP 2020の文字をレイアウトした。電気効率と耐久性のバランスに優れた銀カーボンブラシを使用。ハイパーダッシュ3モーターは、MS、MAをのぞく各シャーシに使用可能、ハイパーダッシュモーターPROは、MS、MAシャーシに使用可能となっている。

●HGカーボンリヤブレーキステー(1.5mm)J-CUP2020
●HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm) J-CUP2020
●HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2020
タミヤマークやJ-CUP2020のロゴなどを、特別色のイエローでプリントした1.5mm厚のカーボンプレート。マルチワイドリヤステーはMA、MS、VZ、FM-A、AR、VS、SUPER-II/X/XX/TZ-X シャーシに利用可能。一部のシャーシ、またはボディでは加工が必要になる。

MAXサプライズサーキット2020《画像 タミヤ》 ネオVQS ジャパンカップ2020《写真 タミヤ》 ハイパーダッシュ3モーター J-CUP 2020(左)、ハイパーダッシュモーターPRO J-CUP 2020《写真 タミヤ》 HGカーボンリヤブレーキステー(1.5mm)J-CUP2020(上)、HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm) J-CUP2020(下左)、HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2020(下、右)《写真 タミヤ》