豊田自動織機のエンジンフォークリフト(参考画像)

豊田自動織機は4月30日、2020年3月期(2019年4月〜2020年3月)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染症(COVID19)や為替変動なども影響し、2期連続の減益となった。

車両組立事業の売上高は、新型『RAV4』が増加したことで、前期比9%増の899億円となった。エンジン事業は、新型のA25A型およびM20A型ガソリンエンジンが増加したことで、同13%増の1224億円。カーエアコン用コンプレッサーは、日本では増加したものの、北米や欧州などで減少したことで、同5%減の3281億円となった。産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックが減少したことや、為替変動による影響もあり、同2%減の1兆4363億円となった。これらの結果、全体の売上高は同2.0%減の2兆1713億円となった。

収益については、第3四半期までは増収ペースだったが、新型コロナウイルス感染症や為替変動などの影響により、営業利益は同4.8%減の1282億円、税引前利益は同2.9%減の1962億円、純利益は同4.5%減の1458億円に。2期連続の減益となった。

なお、今期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響により、合理的な算定が困難であるため、開示が可能となった時点で速やかに発表する開示する予定。

トヨタRAV4《撮影 小林岳夫》