カーシェアリングの例《撮影 高木啓》

矢野経済研究所は3月26日、シェアリングエコノミー(共有経済)サービス市場の調査結果を発表した。

2018年度の国内シェアリングエコノミーサービス市場規模(事業者売上高ベース)は、前年度比32.2%増の1012億8700万円だった。乗り物・スペース・モノ・ヒト・カネのサービス分野別では、最も市場規模が大きいのは乗り物のシェアリングエコノミーサービス分野。この乗り物のシェアリングエコノミーサービスのうち、カーシェアリングが大半を占める。

乗り物のシェアリングエコノミーサービスであるカーシェアリングは、カーシェア事業者が駐車場事業者と提携するなど、ステーション数を拡大させていることから、サービスの利便性が増している。これに伴って会員数が増加する見通しで、今後もカーシェアリング分野は拡大していくと予測する。

国内シェアリングエコノミーサービス市場の2017年度から2023年度の年平均成長率(CAGR)は14.1%で推移し、2023年度には1691億4000万円に達すると予測する。

シェアリングエコノミー(共有経済)サービス市場規模推移・予測《画像 矢野経済研究所》