ピレリカレンダー2019《撮影:青木タカオ》

ピレリは3月24日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態を考慮して、2021年ピレリカレンダーの制作および発表会を中止すると発表した。

新型コロナウイルス感染が拡大するイタリアでは、死者数が7500人を突破、感染者も7万人を超える緊急事態となっている。中止となった「The Cal」プロジェクトは、ピレリが別途実施している活動と連動させ、新型コロナウイルスの研究およびウイルスとの戦いに関する活動に10万ユーロ(約1200万円)を寄付する。

ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ副会長兼CEOは、「かつて、ピレリカレンダーの制作は、1967年と1975年〜1983年に中止されたことがあった。今回は、新型コロナウイルスの緊急事態発生により制作活動の停止を余儀なくされた。いずれ然るべき時が来たらこのプロジェクトを再開する」とコメントしている。