アウディQ3新型《photo by Audi》

アウディ(Audi)は3月19日、2019年通期(1〜12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、グループ全体の売上高は、556億8000万ユーロ(約6兆6520億円)。前年の536億1700万ユーロに対して、3.8%増加した。

また、2019年通期の営業利益は、45億0900万ユーロ(約5387億円)。前年の35億2900万ユーロに対して、27.7%増と伸び、2年ぶりの増益となった。SUVを中心に新車販売が好調で、利益を押し上げた。また、前年は、過去に販売した一部ディーゼルエンジンの排ガス案件に関する費用を計上した影響で、減益となっていた。

2019年の世界新車販売台数は184万5573台で、前年比は1.8%増と2年ぶりに前年実績を上回った。SUVが46.2%増と牽引役を果たしている。

市場別では、欧州が前年比3.5%増の76万9650台と、回復した。『Q3』が新型効果で、55.5%増の 9万3900台と大きく増える。EVの『e-tron』も、1万9550 台を売り上げた。

76万9650台のうち、地元ドイツは4.3%増の27万1613台と、プラスに転じた。欧州では2018年9月、新燃費テスト基準の「WLTP」が導入された。WLTPへの対応が間に合わない車種が、販売を一時停止した影響で、前年は販売が落ち込んでいた。

中国(香港を含む)は2019年、69万0083台を売り上げ、前年比は4.1%増と4年連続で増加した。『A4 L』が3%増の16万8189台、『Q5 L』が17%増の13万9297台、『A8 L』が21.6%増の1万2451台と、各ロングホイールベース車が好調だった。

米国は2019年、22万4111台を販売し、前年比は0.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。『A6』が68.6%増の1万7807台、『A7スポーツバック』が28.6%増の4955台、『A8』が85.3%増の2963台を売り上げている。

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