ボルボカーズの新車の鉄道輸送《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は3月16日、工場と配送センター間の新車の輸送をトラックから鉄道に切り替えることにより、物流業務でのCO2排出量を大幅に削減した、と発表した。

たとえば、鉄道輸送を実施することにより、ベルギーのゲント工場とイタリア北部の配送センター間のルートで、CO2排出量をほぼ75%削減した。 ゲントからオーストリアの配送センターまでの別のルートでは、鉄道輸送に切り替えてから、CO2排出量がほぼ半分に削減されたという。

ボルボカーズは2019年秋、2025年までに車両1台あたりのライフサイクルにおけるCO2排出量を40%削減し、事業全体およびサプライチェーン全体での倫理的ビジネスに継続的に取り組むことを含んだ気候変動対策を発表した。鉄道を使った新車輸送は、その一環だ。

ボルボカーズはまた、中国と米国でより広範囲の鉄道輸送を検討している。現在、中国工場からベルギーのゲント港まで週2回、鉄道輸送を行っている。米国では、サウスカロライナ州チャールストン工場が、北米全土の都市のデポに新車を運ぶ鉄道貨物ネットワークを活用している。

ボルボカーズの新車の鉄道輸送《photo by Volvo Cars》