トヨタ・ヤリス新型《画像 トヨタ自動車》

曙ブレーキ工業は、トヨタ自動車が販売している新型車『ヤリス』の一部に、フロントブレーキパッドが採用されたと発表した。

曙ブレーキグループは1929年の創業以来「安全・安心」を提供するグローバルなブレーキ専業メーカーとして事業を展開しており、ブレーキパッドやブレーキライニングなどの摩擦材、ディスクブレーキやドラムブレーキなどの機構部品をグローバルで供給してきた。

同社は業績悪化から事業再生ADR(私的な紛争解決手続き)を申請した。当時、大株主で、取引も多かったトヨタ自動車が支援に乗り出すとの観測もあったが、最終的には事業再生ファンドが出資して経営再建を図っている。トヨタとの取引は継続している模様だ。

曙ブレーキ《撮影 高木啓》