デンソー《撮影 高木啓》

デンソーは1月31日、2019年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。為替影響や品質費用引当などにより、営業利益は前年同期比33.2%減の1627億円、2年連続の減益となった。

売上収益は前年同期比2.1%減の3兆8950億円。世界的に市場の減速感があるものの、物量ベースでは、累計で昨年並みを維持。為替影響により減収となった。税引前利益は同28.4%減の1976億円、四半期利益は同29.1%減の1361億円となった。

通期連結業績予想については、第3四半期連結累計期間の実績および足元の環境を反映し、中間決算発表時に続いて下方修正。営業利益を2800億円(同−400億円)、税引前利益を3180億円(同−430億円)、当期利益を2250億円(同−320億円)とした。売上高を前回予測の5兆2600億円を据え置いた。なお、想定為替レートは1ドル108円(前回想定107円)、1ユーロ121円(同118円)に変更した。