セアト エルボーン 開発車両 スクープ写真《APOLLO NEWS SERVICE》

VWグループに属するスペインの自動車ブランド「セアト」が開発を進める新型EVハッチバックの姿をカメラが捉えた。2019年3月のジュネーブモーターショーで世界初公開された『El-Born Concept』の市販型とみられ、最終的な車名は確定していない。

豪雪のフィンランド山中で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽い状態だ。ラジエーターグリルがなく、三角に伸びるヘッドライトのアウトラインを備え、フロントバンパーには逆台形のエアインテーク、エアカーテンが見てとれる。

VWの電気自動車『ID.3』で初めて採用される「MEB」プラットフォームをベースとした第二弾モデルであるとともに、ID.3とは兄弟車となることも注目を集めている。

生産型には58kWhと77kWhのバッテリーパックを搭載すると予想され、WLTPサイクルで最大342マイル(550km)の航続距離を誇る。最大100kWのDC急速充電にも対応しており、47分で0→80%の容量を充電可能だという。また最高速度は161km/hと伝えられている。

運転支援システムでは、レベル2の半自律走行システムを搭載し、VW ID.3と同じドイツのツヴィッカウ工場で生産されると見られている。ワールドプレミアは2020年内、ドイツ市場での価格は3万ユーロ(約350万円)未満と予想されている。

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