パイオニアは1月15日に東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド2020に初出展し、先進安全運転支援システムの「インテリジェントパイロット」と、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」を紹介している。
インテリジェントパイロットについてパイオニアのモビリティサービスカンパニーでマーケティングチームマネージャーを務める森田佳代子氏は「事故予測プラットフォームを核として、世の中から交通事故を無くしていきたいという提案」と語る。
その仕組みは「デジタル地図データとプローブデータで独自のものを持っているので、それに天気予報や過去の事故発生データ、さらにはドライバーの運転傾向など様々な情報を加えることで、ドライバーごとに事故のリスクを予測して警告を出す」というもの。
森田氏によると「現在はドライブレコーダーを使って危険挙動を検知しているが、今後はインカメラでドライバーをモニタリングする機能も付加する。またAIスコアリングを強めて警告出す精度も高めていく」とのことだ。
一方のビークルアシストは、カーナビゲーションやドライブレコーダーを通信回線でサーバーと接続することで、車両の動態管理、運行コースの進捗管理、危険運転の把握、さらには自動日報作成など高度な運行管理を支援するサービス。
こうしたサービスは多くの会社が提供しているが、「カーナビやドライブレコーダーなど自社製品があるので、自車位置など精度の高いログデータが使えるのがパイオニアとしての強み」と森田氏は語る。
パイオニアがオートモーティブワールドに出展するのは今回が初めてとなるが、森田氏は「ソリューション全体の提供というよりは、それぞれのソリューションを構成している様々な機能、パーツを求めるパートナーを探したい」と話していた。
パイオニア、オートモーティブワールド2020に初出展…パートナー探しのきっかけに
2020年01月16日(木) 09時15分
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