シマノのE-BIKEユニットSTEPSを積んだメリダのフルサスペンションバイク《撮影 釜田康佑》

日本最大のスポーツ自転車の展示試乗会、サイクルモードインターナショナル2019が11月2〜4日の間、幕張メッセで開催された。

15回目を迎えたサイクルモード。ロードバイクをはじめ、クロスバイクやマウンテンバイク、話題のE-BIKEなど、多くのスポーツ自転車が一堂に会するスポーツ自転車の祭典ともいえるイベントである。今年は「ソトアソビ」をテーマに各ブースとも、自転車を活用した新しいアウトドアスタイルの展示が多く行われた。

シマノのブースでは土や砂利を用い、実際の使用イメージが湧くようなユニークなバイク展示を実施。近年、流行の兆しを見せるグラベルロードや前後サスペンションを搭載したE-MTBなど、バリエーションに富んだスポーツ自転車が勢揃い。シマノ製のE-BIKEユニット、STEPSを搭載した各モデルも展示され、自転車でどのように遊ぶのかにフォーカスを当てたブースとなっていた。


ボッシュやヤマハといったE-BIKEユニットを製造する各社も出展。ボッシュでは来年春先から発売を開始するというアメリカのトレック社のフルサスペンションE-MTB、Rail9.7やドイツのコラテック社のE-POWER X VERT CX-PといったE-BIKEを展示していた。

ヤマハでは参考出品としてフルサスペンションのE-MTB、YPJ-MTBフルサスコンセプトを展示。フレームはダウンチューブが二つに割れており、そこにバッテリーを搭載する設計となっている。


ランドローバー、スバルといった自動車ブランドもブースを展開。ランドローバーではレンジローバー イヴォークにMTBを積載。スバルブースではレヴォーグにロードバイクを積載させ展示。どちらもクルマ×自転車により広がる楽しみ方を来場者に提案する内容となっていた。

また併催として、幕張メッセの外では日本のプロロード選手によるレースが見られるJBCF幕張クリテリウムも開催。目の前をハイスピードで選手が駆けぬける様子は迫力満点。気軽にトップレベルのレースを観戦することができるとあって、多くの人で賑わっていた。

3日間に渡り多くの人が来場したサイクルモード2019。来年3月7日、8日には大阪万博記念公園にてサイクルモードライドOSAKAが開催される予定だ。

フレーム内にバッテリー内蔵され、サスペンションもハイグレードのものを搭載《撮影 釜田康佑》 使用イメージが湧くような土の上の展示《撮影 釜田康佑》 砂利の上のを走るグラベルロードも登場《撮影 釜田康佑》 街乗り向けのクロスバイク型E-BIKE。リアバックが便利に使えそう《撮影 釜田康佑》 自転車は非常にエコな乗り物だ《撮影 釜田康佑》 イタリアの名門ブランドの一つであるピナレロのドグマF12《撮影 釜田康佑》 サイクルモードの会場を出てすぐにところではプロ選手による本格的なレースを開催《撮影 釜田康佑》 イタリアのデローザのE-ロードバイク。バッテリーが入っているようには見えないスタイリッシュな造形だ《撮影 釜田康佑》 ディスクブレーキを搭載している《撮影 釜田康佑》 ボッシュのユニットを搭載したフルサスペンションE-MTB《撮影 釜田康佑》 バッテリーがフレーム内に内蔵される《撮影 釜田康佑》 コントロールパネルは思ったより小ぶり《撮影 釜田康佑》 ボッシュのドライブユニット《撮影 釜田康佑》 ランドローバーイヴォークにMTBを載せて展示。山に遊びに行きたくなる《撮影 釜田康佑》 スバルブースではレヴォーグを展示。スバルでは日本の各種サイクルロードレースに車両を提供している《撮影 釜田康佑》 自転車本体だけでなく、ブレーキやギアシステムなどのコンポーネントパーツも展示される《撮影 釜田康佑》 自転車のホイールだけでも展示される。写真はイタリアのフルクラム《撮影 釜田康佑》 クルマのデザインなどでも有名なピニンファリーナがデザインしたデローザのロードバイク。ロゴもピニンファリーナデザインだ《撮影 釜田康佑》 自転車ウェアの老舗、スイスのアソスは時代と共に改良されたパッドを展示《撮影 釜田康佑》 モータースポーツでは定番のピレリも自転車用タイヤを生産している。《撮影 釜田康佑》 ヤマハのE-BIKEユニット《撮影 釜田康佑》 ボッシュのE-BIKEユニット、パフォーマンスラインCX《撮影 釜田康佑》 ヤマハは参考出展でフルサスE-MTBを展示《撮影 釜田康佑》 インドア型のサイクルトレーナーの体験も人気のコンテンツだ。《撮影 釜田康佑》 サイクルトレーナーとつなぐことで、世界中のユーザーを足比べができるズイフト《撮影 釜田康佑》 自転車のサドルがこれだけ並べられるのもサイクルモードならでは《撮影 釜田康佑》