ダイムラー傘下のフレートライナー・カスケーダ《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は10月28日、米国アトランタで開幕した北米商用車ショー2019において、傘下のフレートライナーの大型トラックに、新世代のディーゼルエンジンを搭載すると発表した。

この新世代のディーゼルエンジンは、ダイムラー傘下の米国の商用車メーカー、フレートライナーの『カスケーダ』に搭載される。同じく、ダイムラーの傘下にある米国のデトロイトディーゼル社が開発し、「デトロイトDD15 Gen 5」エンジンと呼ばれる。

デトロイトDD15 Gen 5エンジンは、排気量が14.8リットルだ。最大出力は400〜505 hp、最大トルクは214〜242kgmを引き出す。2021年以降、カスケーダをはじめ、米国のクラス8セグメントの大型トラックに搭載される予定だ。

このエンジンでは、燃費の向上とCO2排出量の削減を追求した。ダイムラートラックのグローバルプラットフォーム戦略に沿って、このエンジンはメルセデスベンツブランドのトラックにも搭載される、としている。

デトロイトディーゼル社の「デトロイトDD15 Gen 5」エンジン《photo by Daimler》