豊田自動織機のエンジンフォークリフト(参考画像)

豊田自動織機は10月31日、2019年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。フォークリフトや物流事業が好調で2年ぶりの増収増益となった。

車両組立事業の売上高は、新型『RAV4』が増加したことで、同32%増の463億円となった。エンジン事業は、新型のA25A型およびM20A型ガソリンエンジンやGD型ディーゼルエンジンが増加したことで、同25%増の617億円。カーエアコン用コンプレッサーは、日本では増加したものの、欧州など海外で減少したことで、同3%減の1693億円となった。産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックが中国では減少したものの、日本で増加したことや、物流ソリューション事業で増収となったことで、同4%増の7272億円となった。これらの結果、全体の売上高は同4.3%増の1兆1029億円と増収となった。

収益については、減価償却費の増加や為替変動による影響などがあったものの、営業面の努力やグループあげての原価改善活動の推進などにより、営業利益は同16.6%増の715億円、税引前利益は同9.8%増の1080億円、四半期利益は同10.8%増の822億円となった。

しかし、連結業績見通しについては、第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、下方修正。売上高を2兆2200億円(前回予想比−800億円)、営業利益を1350億円(同−100億円)、税引前利益2000億円(同−80億円)、最終利益1510億円(同−60億円)とした。