GM(General Motors)は10月30日、11月1日付けで行う役員人事を発表し、マーク・ロイス社長の権限を強化すると発表した。
マーク・ロイス社長は2019年1月、従来の上級副社長から昇格する形で、GMの新社長に就任した。マーク・ロイス社長はこれまで、GMのグローバル製品開発・購買・サプライチェーンを担当してきた。世界レベルのエンジニアリングを推進し、品質向上と新技術の市場投入までの時間を短縮するために、GMのグローバルな製品開発プロセスの変革を主導してきた。
また、ロイス社長は、電気自動車の市場拡大と普及促進にも力を注いできた。ロイス社長のリーダーシップの下、GMは電気自動車や自動運転車のプログラムに割り当てる経営資源を、2倍に増やしている。
GMは今回、マーク・ロイス社長の権限を強化すると発表した。新たに北米、南米、中国、その他の国際市場に対する責任を持ち、GMのメアリー・バーラ会長兼CEOに仕える。
また、自動運転と電気自動車プログラムを統括してきたダグ・パークス副社長が、グローバル製品開発、購買、サプライチェーン担当の副社長に昇格する。電動化や自動運転の開発のさらなる推進を目指す。
GMのロイス社長、権限を強化…電動化や自動運転も推進へ
2019年10月31日(木) 15時30分
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