米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル《photo by GM》

GM(General Motors)は10月29日、2019年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。

同社の発表によると、第3四半期の売上高は354億7300万ドル(約3兆8610億円)。前年同期の357億9100万ドルに対して、0.9%減と2年ぶりに前年実績を下回った。

また、第3四半期の純利益は、23億5100万ドル(約2560億円)。前年同期の25億3400万ドルに対して、7.2%の減益となった。

減益となった大きな要因が、全米の工場で40日間続いたストライキだ。ストライキによる生産停止が、およそ10億ドルの税引き前利益の減少につながった。

GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「新しい労働協約が競争力や仕事の柔軟性を保ち、品質と生産性を向上させる。GMはコアビジネスの強化と、パーソナルモビリティの未来をリードすることに、引き続き注力していく」と述べている。

スト妥結を待つ組合員(10月25日、ハムトラムク)《photo (c) Getty Images》