中国で生産予定の電動コンプレッサー ESB27《画像:豊田自動織機》

豊田自動織機は10月10日、同社初となる電動コンプレッサーの海外生産を、中国で2020年初旬より開始すると発表した。

電動コンプレッサーは、ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・電気自動車等の電動車の空調用として普及し、その台数も年々増加。豊田自動織機は2003年に世界初の量産を開始してから世界シェアトップを堅持しており、電動車市場の拡大とともに生産台数を増やし、これまでに約2000万台生産している。

今回、中国にてNEV規制等による電動車の急速な普及が見込まれることから、電動コンプレッサーの現地生産を決定。中国のコンプレッサー生産拠点である豊田工業電装空調圧縮機(TACK)および烟台首鋼豊田工業空調圧縮機(YST)にそれぞれ電動用生産ラインを新たに設置する。TACKは2020年3月より、YSTは2021年6月より、いずれも年産約40万台で生産を開始。その後、生産規模を拡大していき、旺盛な需要を確実に取り込んでいく。

中国で生産予定の電動コンプレッサー ESB20《画像:豊田自動織機》