日産自動車の星野副社長《撮影 池原照雄》

日本自動車工業会は、各地の大学と連携し、会員自動車メーカーが幹部を講演者として派遣して特別講演する「大学キャンパス出張授業2019」を実施すると発表した。

大学キャンパス出張授業は、若者の「クルマ・バイクへの関心醸成」「自動車産業・ものづくりへの理解促進」を目的に、2013年度から実施しており、今回が7年目。

これまで40キャンパスで実施し、延べ2万5000人以上が参加した。自動車メーカーの社長など、トップクラスが大学に赴き、クルマ・バイクの魅力、日本のものづくりの重要性を大学生に直接語りかけるのが趣旨。

2019年度も、社長をはじめとする経営トップが講師として登壇し、先端技術やグローバル戦略など、幅広いテーマの授業を通じて、クルマ・バイクの魅力や楽しさ、日本のものづくりの重要性を訴える。

西川廣人社長が退任して、事実上トップが不在となっている日産自動車は、星野朝子副社長が登壇する。

2019年度の予定は9月27日に関東学院大学で、いすゞ自動車の奥山理志技術本部開発部門執行役員、10月2日に慶應義塾大学で日産の星野副社長、10月3日に筑波大学でトヨタ自動車の寺師茂樹副社長、10月7日に関西大学でダイハツ工業の三井正則会長、東北大学で川崎重工業の吉武秀人理事モーターサイクル&エンジンカンパニー技術本部長が授業を行う。

また、10月8日は電気通信大学でスバルの中村知美社長、10月9日に東京理科大学で三菱ふそうトラック・バスの松永和夫会長、10月9日に慶応義塾大学でマツダの丸本明社長兼CEO、10月16日に東京都市大学で日野自動車の遠藤真副社長、10月17日に早稲田大学でホンダの神子柴寿昭会長、10月18日に東京工業大学でヤマハ発動機の日高祥博社長がそれぞれ授業する。

10月21日は名古屋工業大学で三菱自動車の長岡宏専務、10月30日に上智大学でUDトラックスの岸伸彦バイスプレジデント、10月31日に首都大学東京でスズキの鈴木俊宏社長がそれぞれ実施する。

トヨタ自動車の寺師茂樹副社長《撮影 池原照雄》 スバルの中村社長《撮影 小松哲也》 マツダの丸本社長《撮影 小松哲也》  ホンダの御子柴会長)《撮影 小松哲也》  ヤマハ発動機の日高祥博社長《撮影 山田清志》 スズキの鈴木社長《撮影 池原照雄》