トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は9月5日、次世代コンパクトカー向けの「GA-B」プラットフォームを発表した。
GA-Bは、トヨタのクルマづくりの構造改革、「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づく新プラットフォームだ。ボディの高剛性化や低重心化を図りつつ、さらなる燃費性能と高い操縦安定性や走破性を目指して、開発が行われた。
トヨタはすでに、『プリウス』や新型『カローラ』向けの「GA-C」プラットフォームを開発している。GA-Bは、このGA-Cの下に位置するコンパクトカー向け車台となる。
新しいGA-Bプラットフォームは、ホイールベース、全長、トレッド幅を変えられるモジューラー設計が特長だ。これにより、さまざまなサイズやボディタイプの車両に、適用することが可能になる。
また、このプラットフォームは高度な接合技術を採用しており、重量とコストに重点を置きながら、高レベルのアンダーボディ剛性を確保している。ロングホイールベースと高効率パッケージの組み合わせにより、コンパクトなボディサイズでも、室内スペースを犠牲にしていないという。
さらに、運転席は、車両の中心に近い低い位置にレイアウトした。これにより、車両の重心を引き下げる。ステアリングホイールの角度を最適化し、ドライバーの近くに配置することにより、理想的なドライビングポジションを生み出す、としている。
トヨタ、次世代コンパクトカー向け車台を発表…「GA-B」
2019年09月06日(金) 17時00分
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