
三菱自動車(Mitsubishi Motors)の米国子会社、ミツビシモーターズ・ノースアメリカは7月25日、本社をカリフォルニア州サイプレスからテネシー州フランクリンの仮本社に移転した、と発表した。
今回の米本社の移転は、三菱自動車と日産自動車の提携強化の一環だ。日産は北米本社をテネシー州ナッシュビルに置く。三菱自動車は米国本社を日産の北米本社近くに移転することにより、事業環境が一新されるだけでなく、それ以上のビジネス効果が生まれることを見込む。
また、今回の移転は、三菱自動車の米国部門が進めている経営や販売機能などにつなげる構造改革の一環でもある。今後の成長を、さらに加速させるためのものに位置付けている。
三菱自動車の米国本社は1988年、カリフォルニア州ファウンテンバレーから、サイプレスに拠点を移した。今回、およそ30年ぶりに、本社を移転することになる。
三菱自動車の米国本社には、約200名が勤務している。販売、マーケティング、IT、人事、広報、アフターセールス、商品計画、ディーラー・オペレーション、財務、法務などを含むすべてのコーポレート部門が、順次移転する予定だ。


