三菱エクリプス クロス

ACEA(欧州自動車工業会)は7月17日、2019年上半期(1〜6月)の欧州全域(EU+EFTA全30か国)の新車(乗用車)販売結果を発表した。総販売台数は842万6190台。前年同期比は3.1%減とマイナスに転じた。

5大主要国では、ドイツが前年同期比0.5%増の184万9000台とプラスを維持した。英国は126万9245台にとどまり、前年同期比は3.4%減と、前年実績を引き続き下回る。フランスは、前年同期比1.8%減の116万6442台と後退した。スペインは、5.7%減の69万2472台とマイナスに転じた。イタリアは3.5%減の108万2197台と減少傾向にある。

主要9社の販売実績は、首位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同期比4.1%減の204万9290台と後退した。主力のVWブランドは6.5%減の93万6348台、アウディブランドは6%減の40万6977台だった。

2位はPSAグループ。上半期実績は、前年同期比1.2%減の138万3161台と、マイナスに転じた。その内訳は、プジョーが3%減の52万7561台。シトロエンは6.5%増の35万6511台とプラスを保つ。オペルは4.1%減の47万4805台にとどまる。

3位はルノーグループ(ダチアを含む)。その販売台数は91万1420台。前年同期比は1.1%減と後退した。低価格のダチアブランドは、10.1%増の31万6424台と、2桁の伸びを維持。主力のルノーブランドは、6.5%減の59万0022台と落ち込む。

4位はヒュンダイグループで、上半期は前年同期比0.3%減の55万2701台を販売した。

5位はFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループ(ランチアやアルファロメオを含む)。その販売台数は54万0540台で、前年同期比は9.5%減と、2年連続のマイナス。ブランド別では、アルファロメオが41.6%減の2万9336台と、後退した。ランチア(クライスラーを含む)は27.4%増の3万4782台と回復した。主力のフィアットブランドは、10.2%減の38万0570台と減少傾向にある。ジープブランドは、2%増の9万2125台とプラスを保った。

6位はBMWグループ(MINIを含む)。上半期は53万7114台を売り上げ、前年同期比は1.2%減。BMWブランドは、前年同期比0.3%減の42万8544台と減少傾向にある。MINIブランドは4.7%減の10万8570台と、マイナスに転じている。

7位のフォードモーターは、51万3338台を販売。前年同期比は7.8%減と、2年連続のマイナスだ

8位はダイムラー(メルセデスベンツとスマート)。その販売台数は50万1232台。前年同期比は1.5%減と、2年連続のマイナスだ。ブランド別では、メルセデスベンツが1.8%減の44万8502台。スマートは5万2730台を売り上げ、前年同期比は1.1%増と回復した。

9位はトヨタグループで、前年同期比0.3%増の41万4870台を販売した。トヨタブランドが0.4%減の38万7360台、レクサスブランドが11.1%増の2万7510台を販売した。

その他の日本メーカーでは、日産が前年同期比24.2%減の21万7137台。マツダは0.7%減の12万4813台、三菱は13.5%増の8万2151台、ホンダは15.4%減の6万6601台だった。

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