天候に翻弄され中止順延が続いたマン島TTレース。TT Zeroクラスは本来、現地5月29日からプラクティスの予定だったが中止が続き、6月2日に初めて走行できることになった。
2010年からマン島TTレースの新カテゴリーとして始まったゼロエミッション・マシンがレギュレーションのTT Zero。事実上の電動バイククラスであり、日本から今年もチーム無限とチームMIRAIの2チーム3台がエントリーしている。
2日のプラクティスもマウンテンエリアの霧が取れず、3度にわたり遅延となった。TT Zeroは予定から少し遅れて17時に出走開始となった。
まずスタートしたのはブルーネル大学チーム。続いてチーム無限のゼッケン1番マイケル・ルッター選手がコースイン。そのあとDuffy Motorsportの2台が出走。最後にバース大学チームが出走し、合計5台(エントリー9台)が予選を走った。
けがの影響で3年ぶりの参戦となった現役最多レーサー、チーム無限ゼッケン3番のジョン・マクギネス選手は、直前の別クラスの予選走行からギリギリのタイミングでパドックに戻ってきたが、タイムアウトで出走ができなかった。出走開始時刻と全体のロードオープン(道路閉鎖解除)の時間はアナウンスされていたものの、ゲートクローズは公式にアナウンスされていなかったため抗議したが通らず、貴重なデータが得られる走行機会を失った。
結局、完走したのはチーム無限とチームMIRAIの2台だけだった。
TT Zeroクラスの予選は、現地時間6月3日月曜日15時55分(日本時間23時55分)に追加が決まった。
TT Zeroクラス予選リザルト
順位/選手名/チーム名/ラップタイム/平均時速
1位:マイケル・ルッター チーム無限 19分19秒304 117.163マイル(187.46km)
2位:イアン・ロッカー チームMIRAI 23分44秒369 95.360マイル(152.58km)
【マン島TT】TT Zeroの予選に日本のチーム無限とチームMIRAIが出走
2019年06月03日(月) 17時15分