SUBARU BRZ GT300《撮影 雪岡直樹》

SUPER GT第3戦が行われた鈴鹿サーキット。SUBARU(スバル) 『BRZ』 でSUPER GTに参戦するスバルとSTIが、レースの現場は人材育成の場としての活用している姿をみた。

ニュルブルクリンク24時間レースは、STI(スバルテクニカインターナショナル)として、STIのエンジニアとメカニック、STIの親会社であるスバルの人材などを活用して参戦している。常々、辰己英治総監督はニュルブルクリンクに参戦するのは、「レース車両から市販車へのフィードバックするためと、人材の育成のために参戦している」と語っている。それゆえ、全国からディーラーメカニックを選抜し、実際のレースの現場で過酷な整備作業を体験して、その場で感じた経験を市販車の整備などの、通常の職場へ活かしていく活動を行っている。

今回SUPER GTの現場に、実際に市販車のトランスミッションの開発を担当している西牧智大さんと、車体開発を行っている大田健人さんの2人の若手エンジニアを同行させ、レースの現場での活動を見学した。そしてこの2人は、6月に行われるニュルブルクリンク24時間レースにも帯同し、レースの現場で得たものを市販車にフィードバックするのが目的だという。

2人とも実際のレースを見学するのは今回が初めてで、まず多くのエンジニアやメカニック、その他のサポートスタッフの多さと、そのスタッフが自分のやるべき作業を着実に行い、チームとして目標に向かって動いている姿に驚いたという。

空いた時間には、実際に活動しているエンジニアやメカニックに積極的に質問を投げかけ、なぜ、どうしてそういうことを行っているのか、どういう結果が起こるのかを聞いている姿が印象的だった。

ニュルブルクリンク24時間レースに対する思いを聞くと、「様々な要因でレースが動くことがあると思います、トラブルなどが発生したときに、ちゃんと対応できるか柔軟な発想をもてるかなどを学びたいです」と語った。

今後市販車の開発に向けて、「耐久レースでのトラブルは市販車に対してフィードバックできることが多いはず、レースで学んで市販車に活かして行ければ良いと思います。」「市販車もレースチームも、チームのみんなが一丸となって戦うことが重要なのではないかを今回見て分かりました」と語った。

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