コンベンションセンター内の「インパクト・アリーナ」で開催されたオープニングセレモニー《撮影 会田肇》

3月25日のVIPデーからスタートしているバンコクモーターショー2019は、26日、オープニングセレモニーを開催した。今年は開催40周年を迎えたということで様々な趣向を凝らした内容となっていた。

セレモニーが開催された会場は、コンベンションセンター「インパクト・ムアントンタニ」内にある「インパクト・アリーナ」。場所はこれまでと同じだったが、今年はその雰囲気がまるで違った。開会式を行うステージの反対側には、階段状に作られた出展者の代表が待機する場所を用意。中央にはイベントの進行に合わせて演奏するオーケストラも準備された。その会場はまるでスタジアムにいるかのようだ。

セレモニー開催に先立って、ステージ上では空中を舞うパフォーマンスや、多くの歌手が登場するミニコンサートも開催。この演出はこれまでのセレモニーでは一切なかったことだ。このパフォーマンスが終わると、出展者の代表全員が一人ずつ名前が読み上げられてステージ上へ移動。全員が揃うまでかなりの時間を要するが、これはバンコクモーターショーならではのオープニングセレモニーとして定着しているスタイルだ。

そして、全員がステージ上に上がると共同作業としてスタートボタンを押してショーは正式にスタートした。この間、約1時間。かなり見応えのあるセレモニーとなったのは確かだ。また、会場入口のホワイエには1979年にスタートした当時からの様子が一望できる記念パネルを展示。そこにはミス・バンコクモーターショーの写真を見ることもできた。主催者によれば、「セレモニーには約1000万バーツ(日本円換算:約3500万円)を投入。40周年を意識して今回だけの豪華な内容にした」と話していた。

その後、ブースごとにプレスカンファレンスが開催され、プレスデーの長い一日が始まった。今回のショーへ出展したブランドは、乗用車が32ブランド、二輪が12ブランド、アクセサリー関連では58ブースが用意された。特に中国系ブランドの出展が増えてきているようだ。

モーターショー事務局長のジャトロン・コモリミス氏によれば、目標来場者数は昨年並みの160万人を予想。各メーカーとも40周年を意識して多くの新型車を投入したことで、期間中の成約件数は昨年(約4万2500台)よりも金額ベースで1割ほどアップすることを想定していると話す。特にメルセデスベンツやBMW、アウディのドイツ系メーカー、さらにレクサスなどのプレミアムブランドへの期待は大きいという。

派手なパフォーマンスに会場は興奮に包まれた《撮影 会田肇》 空中を舞うパフォーマンス《撮影 会田肇》 歌手によるミニコンサート《撮影 会田肇》 オーケストラによる生演奏も《撮影 会田肇》 出展者が待機する場所として専用スペースを用意《撮影 会田肇》 出展者の代表がボタンを押してショーがスタートした《撮影 会田肇》 主催者の代表《撮影 会田肇》 会場のホワイエに展示されたショーの歴史《撮影 会田肇》 第1回は1979年にバンコク市内で開催された《撮影 会田肇》 ミス・バンコクモーターショーは開催スタートより募集していた《撮影 会田肇》 モーターショー事務局長のジャトロン・コモリミス氏《撮影 会田肇》