Cat 308 CR 後方超小旋回型油圧ショベル

キャタピラージャパンは、8トンクラスの次世代油圧ショベル「Cat 308 CR(後方超小旋回型油圧ショベル)」および「Cat 308 SR(超小旋回型油圧ショベル)」を4月1日より発売する。

新機種は、業界初のテクノロジーを多数採用する次世代油圧ショベルだ。ジョイスティックレバーからの電気信号を元にコントロールバルブの各スプールの動き、油圧ポンプの吐出量を電子制御する次世代型油圧システムを採用。作業機のスピード、レバー反応速度を3段階ずつモニタで変更でき、現場、作業にあわせたオペレータ好みの作業機操作チューニングを可能としている。

また、レバーの持ち替え不要で左手1本の走行操作が可能なスティックステアを採用。作業効率を高め、オペレータの疲労軽減に貢献する。レバー操作なしで直進走行できるクルーズコントロールも装備。走行状態を維持し、操作レバーから手を放してもそのまま走行でき、ブレード作業や走行を伴うアタッチメント作業で高い作業効率を発揮する。

新機種は、運転経費も削減。次世代型油圧システムによる各種電子制御、各動作に適したエンジン回転数を自動制御する「パワーオンデマンド」、「オートアイドリングストップ」等により、燃料消費量を従来機比で最大20%低減している。また、点検・整備しやすいレイアウトと開口部の大きなサービスドアを採用し、メンテナンスにかかる時間と手間を大幅に軽減。オイル・フィルタ類の交換間隔も長く、メンテナンス費用の削減にも貢献する。

そのほか、エンジン定格出力を約10%、旋回トルクを約25%、最大けん引力を約5%、従来機から向上。ROPS(転倒時運転者保護構造)キャブ、プッシュエンジンスタート、Bluetooth キー、リアビューカメラなど、安全性と快適性をサポートする装備も充実している。

価格(販売標準仕様、工場渡し、税別)は、Cat 308 CRが1116万5000円、Cat 308 SRが1235万7000円。