「忍者線」の愛称が付けられる伊賀線の200系電車。《出典 伊賀鉄道》

三重県伊賀市の伊賀上野駅と伊賀神戸(いがかんべ)駅を結ぶ伊賀線を運営する伊賀鉄道は2月22日、路線名の伊賀線に「忍者線」、上野市駅に「忍者市駅」の愛称を付与する。

沿線の三重県伊賀市は、伊賀流忍者発祥の地として忍者を広く発信してきたことから、2017年に2月22日を「忍者の日」とする「忍者市」宣言を行ない、忍者市プロジェクト事業を推進。同市は、2017年4月に伊賀鉄道が公有民営方式へ移行したことに伴ない、同鉄道の施設を近畿日本鉄道(近鉄)からの無償譲渡により保有するようになった。

愛称が付けられる2月22日からは、「忍者市駅」命名記念の乗車券(360円・初回500枚限定)や入場券(3枚1組600円)が上野市駅で発売されるほか、上野市駅と茅町駅には記念スタンプが設置される。

「忍者市駅」の愛称が付けられる伊賀線上野市駅。大正生まれの歴史ある駅だ。《撮影 草町義和》 「忍者市駅」命名記念の乗車券。忍者の駅らしく、手裏剣型のユニークなデザインとなる。9月30日まで発売。《出典 伊賀鉄道》