コンチネンタルの新世代インテリジェントアンテナのイメージ

コンチネンタル(Continental)は2月18日、スペインで2月25日に開幕する世界最大規模の携帯通信関連見本市、「MWC(モバイル・ワールド・コングレス) 2019バルセロナ」において、新世代のインテリジェントアンテナモジュールを初公開すると発表した。

ここ数年、自動車メーカーや自動車ブランドはMWCへの出展に積極的だ。2019年は現時点で、メルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、フォードモーター、セアトなどが、参加を予定している。また、IT関連企業としては、グーグル、マイクロソフト、インテル、クアルコム、フェイスブックなどの企業が、MWC 2019にブースを構える予定だ。

コンチネンタルはMWC 2019において、新世代のインテリジェントアンテナモジュールを初公開する。このアンテナは、「インテリジェントアンテナモジュール2.0」と呼ばれる。現在、車両の各部分に装着されているアンテナを、単一のハードウェアモジュールに集約することを可能にする。

このモジュールのプリント基板には、アンテナが組み込まれている。これにより、設置スペースを効率化でき、ルーフのフィン型アンテナなどが不要になる。5G対応で、多入力・多出力技術を採用しているため、複数のトランスミッターやレシーバーチャネルを介して、データを同時に転送できる。コンチネンタルは、インテリジェントアンテナモジュールがすべてのワイヤレスサービスに対して、最大のデータレートとレンジを提供できる、としている。