旭化成は1月16日に東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド2019に、ドイツデザインアワードを受賞したコンセプトカー『AKXY(アクシー)』を出展している。
AKXYは、高機能複合不織布「プレシゼ」やポリアミド樹脂「レオナ」を始めとする、旭化成グループの自動車関連部材を搭載した3人乗り電気自動車のコンセプトモデル。
旭化成オートモーティブ事業推進室の苅辺雄介氏は「旭化成は自動車業界で古くから樹脂などの素材メーカーとして認知されている状況ではあったが、ひと口に樹脂といっても色々なバリエーションがある上、その他にも繊維やマイクロデバイスも広く扱っており、それをひとつのクルマの形にしてお客様に提案するショーケースがAKXY」と話す。
さらに「AKXY自体は2030年以降の将来のクルマの形を提案しており、近未来的なデザインに旭化成の素材や技術を盛り込んだ。例えばCO2やアルコールを検知するセンサーを搭載して、車内空間全体を演出することも旭化成はできるということも、来場者に感じて頂けるのではないか」とも。
また「タイヤの原料となるゴムも扱っているので、AKXYは旭化成のロゴ入り特注タイヤを装着している」とのことだ。
AKXYは、2017年5月に電気自動車ベンチャーのGLMと共同開発し、2018年5月に開催された「人とクルマのテクノロジー展2018横浜」では軽量、低燃費化などに貢献する構造材料やセンシング・サウンド技術など新たに8製品を追加搭載したリニューアルモデルを発表。同年11月にはドイツデザインアワードを受賞している。
旭化成、ドイツデザインアワード受賞のAKXYを出展…オートモーティブワールド2019
2019年01月16日(水) 13時30分
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