マグナの次世代シートシステムのイメージ

マグナインターナショナル(Magna International。以下、マグナ)は12月10日、自動運転車やカーシェアリング向けの次世代のシートシステムを発表した。

マグナは、カナダに本拠を置く大手自動車部品メーカーだ。世界最大規模の自動車サプライヤーのひとつで、主にモビリティソリューションの開発に取り組んでいる。

マグナが今回発表した次世代のシートシステムは、自動運転車やカーシェアリング向けの次世代のシートシステムだ。使用目的に応じて、シートの数や配置を自由自在に変えられるのが特徴になる。

自動運転車モードでは、将来の完全自動運転車に対応。完全自動運転車ではドライバーは存在せず、乗員は移動中、運転操作以外のことが行える。そのため、車内での会議を想定したシートアレンジを提案する。参加者の数に応じて、シートアレンジを変更できる。シートアレンジは、スマートフォンのアプリで確認することも可能だ。

また、カーシェアリングモードでは、最大の室内スペースを確保できるシートアレンジに変わる。さらに、旅行モードでは、「キャンプファイヤー」のようなシート配置、マッサージ機能、快適な睡眠を可能にする4ウェイヘッドレストなどが装備されている。