A.アルボン(2018年F2参戦時)《写真提供 FIA-F2》

26日(欧州時間)、F1を戦うトロロッソ・ホンダは来季2019年のレースドライバーとしてアレクサンダー・アルボンの起用を発表した。これで来季のホンダ勢のF1レースシートはすべて確定したことになる。

1996年生まれ、現在22歳のアレクサンダー・アルボンは英国育ちのタイ国籍ドライバーとされ、2018年はFIA-F2でシリーズ3位となった有望株。ここ最近、トロロッソからの来季F1初参戦がしきりに噂されていたドライバーだった。

この発表により、来季のトロロッソ・ホンダはアルボンとダニール・クビアトのコンビで戦うことが決定。また、来季からホンダ製パワーユニット(PU)を搭載するレッドブルはマックス・フェルスタッペンとピエルー・ガスリーの起用が決まっており(ガスリーはトロロッソから移籍)、2019年のホンダPU勢のレースシートはすべて確定したことになる。

なお、アルボンは日産から2018/2019シーズンのフォーミュラE(今年12月開幕)に参戦することが先に決まっていたのだが、フォーミュラEの公式サイトは「別のチャンスを得たアルボンは、日産のフォーミュラEからは離れる」との見方を示している(今月スペインで開催されたフォーミュラEの公式合同テストでもアルボンは走行していなかった模様)。

A.アルボン(2018年F2参戦時)《写真提供 FIA-F2》 F1トロロッソ・ホンダ(2018年シーズン)《写真提供 Honda》