フォードFシリーズ

フォードモーター(Ford Motor)は10月24日、2018年第3四半期(7〜9月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は135万3000台。前年同期の150万4000台に対して、10%減と2桁のマイナスだった。

市場別では、北米が64万4000台にとどまる。前年同期の65万台に対して1%のマイナス。これまで好景気が続いてきた米国だが、新車販売は後退局面に入ったと見られている。ただし、大型ピックアップトラックのフォード『Fシリーズ』の販売は好調。

また、南米は、9万4000台。前年同期の10万3000台に対して、8.7%減とマイナスに転じた。欧州は35万6000台を販売。前年同期の34万2000台に対して、4.1%増と回復傾向にある。中東およびアフリカは、2万5000台。前年同期の3万台に対して、16.7%のマイナス。

また、アジア太平洋地域では、23万4000台を販売。前年同期の37万9000台に対して、38.3%のマイナスと大きく減少した。主力の中国市場では13万5000台にとどまり、前年同期比は49%減。米中の貿易戦争の影響を受けて、米国車を買い控える動きが出ており、中国での新車販売が急減速している。

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