FOMM ONE《撮影 古庄速人》

四国電力は、小型電気自動車を開発するベンチャーのFOMMに3億円出資したと発表した(19日)。

四国電力は、普及拡大が見込まれる電気自動車市場で、独自開発した競争力のある製品によってグローバルな事業展開を目指すFOMMの将来性に期待。電気自動車、車載蓄電池に関する知見獲得や、出資パートナーとの関係構築による新たなビジネス展開も視野に、資本参加を決めた。

FOMMが発行する第三者割当増資を四国電力が引き受けた。今後、両社は協力して四国地域で小型モビリティの導入促進や、活用用途の開拓を図る。地域に根差した取り組みを進めてきた四国電力と、FOMMの知見、技術を融合することで、四国で地域社会に適したモビリティ・サービスの実現、電気自動車を活用した新たな電力ビジネスの構築など、持続可能な社会づくりに向けた事業を検討する。

四国電力がベンチャー企業へ出資するのは3社目。将来的には、電気自動車のカーシェアリングなど、四国内でのモビリティサービスの提供についても検討する。

FOMMは四国電力の出資後、資本金が24億0747万円となった。